[Material:マテリアル]なぜ「ステンレス・スチール」なのか。

至高の時間を演出するために、私たちがこだわった「医療用高級素材」。

スチール鋼は、強い耐腐食性を特徴とする金属で、メッキ加工の必要がなく、衛生面でもっとも安全な金属の一つといわれています。命を預かる医療機器や、衛生面を重視する厨房機器で使用されているのにはこういった特性から。

その中でも「Stainless Muddler」に使用している素材は、スチール鋼の中でも高級な、「オーステナイト系(austenitic stainless steels) SUS304」。化学成分はニッケル8〜10.5%、クローム18〜20%で、私たち手島精管が得意とする医療用ステンレス・チューブと同じ素材を使用しています。

マドラー、ステンレス、医療イメージ

ミステリアスな錬金術から生まれた奇跡の素材。Stainless steel

ステンレス・スチールの歴史は十字軍がインドから持ち帰ったダマスカス剣が、当時不明の金属から作られており、そのことが一つのミステリとなったからだと言われています。

ダマスカス剣は王家の宝として伝えられ、騎士たちはその刀を持つことを誇りとしました。この剣にはダマスク(Damask)と呼ばれる日本刀の「錵(にえ)」と同様の流水のような模様が刃に浮かび上がっていたとされています。

ダマスカス剣はウーツ鋼(wootz)といわれる金属で作られていました。ウーツ鋼は強靱で当時のヨーロッパの人々からすると、まさにオーパーツともいえる驚異的な素材でした。

しかし、当時の技術では製法を解読することはできず、多くの学者がその再現のために膨大な研究時間を費やしました。もちろんこの金属を開発すれば巨万の富を得ることができるからです。

ついにクロムという金属が発見され、ウーツ鋼が再現されつつありました。しかしそれは十字軍が派遣されてから800年以上を経てからです。

そして1900年になり、フランスのギレーや英国のブレアリーなど多くの研究者の努力もあり、近代技術を用いてクロムとニッケルを電気合成し、ステンレス・スチールが開発されました。
サン・ピエトロ寺院イメージ
ウーツ鋼発見から実に1000年。その正確な製法が再現することができなかったミステリアスな素材。その歴史はまさに錬金術を思わせます。腐食しない金属、ステンレスは、まさに伝説的金属をもとに、長い歴史と多くの研究者が数世代にわたって作りあげた近代の錬金術といえるでしょう。

ミステリアスで神話を持つ金属、Stainless Steel。

清潔で、マドラーとしての質感に優れることはもちろん、現代の覇者や冒険者にとって、最も似合う素材であると私たちは考えます。

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